城戸夕果 四半世紀ぶりのリーダーアルバム
11/06/25 08:59
6/27リリースの城戸夕果の新作『BRISA』は、フルートとブラジル音楽の邂逅をたっぷりと楽しめる作品である。神戸生まれ、茅ヶ崎育ちの城戸夕果は、学生時代にジャズ/フュージョン系のフルート奏者としてキャリアをスタートした。小野リサのバンドに参加したことからサンバやボサノヴァといったブラジル音楽に興味を持ち、90年代初頭は日本とリオデジャネイロの二拠点生活を送りながら、リオ録音のアルバムも数枚制作している。いわば、筋金入りのブラジル音楽の演奏家である。しかし、2000年代に入ってからは、外交官であるパートナーの海外赴任に同行していたこともあって、各地でも音楽活動は行っていたとはいえ、最後にレコーディングしたアルバムは1999年。よって、『BRISA』はなんと四半世紀ぶりのニューアルバムなのである。
今野敏長年の夢が叶ったアルバムだ。